ハックマナイト の基本情報

ハックマナイト の鉱物説明

ハックマナイト、英語表記ではhackmanite。和名ではハックマン石といいます。
これは、方ソーダ石、もしくはソーダライトと呼ばれるケイ酸塩鉱物の一種です。

フィンランドの地質学者ビクトル・ハックマンに発見されたことから、この名が付いています。
ガラス様光沢を持ち、色味は無色、青、緑、赤と様々です。硬度は5.5～6程度です。

紫外線を当てることによって色が変わるという特性をもっていますが、これは、この石に含まれる硫黄成分が、紫外線を浴びることによって変色するからで、紫外線を当てるのを止めると、色はまた元に戻ります。
例えばカナダで産出されるハックマナイトは、掘り出した時には、薄い青から濃い紫を示していますが、太陽光を浴びるとその色を、灰色がかった白色に変化させます。光を遮断すればまた元に戻り、これは何度でも繰り返される現象です。
こうしたことから、コレクターに大変人気のある鉱物であると同時に、宝飾品やパワーストーンとしてのニーズも高いものです。

ハックマナイトの産地としては、ロシア、カナダ、アフガニスタン、パキスタン、ミャンマー、ブラジルなどがあります。
ソーダライト自体は、世界各地で産出されるのですが、ハックマナイトとなると限られてきます。

ハックマナイト の品質について

水での浄化は避けて下さい。