天眼石 の基本情報

天眼石 の鉱物説明

天眼石は同心円状に浮き出た縞模様があり、研磨すると目玉のような模様になるために天眼石と呼ばれています。
チベットでは地中から掘り出されるのではなく地表に落ちているために天から降ってきた石と伝えられており、ノーベル平和賞を受賞したチベット密教のダライラマ14世も邪気を払うための法具として常に身に付けていると言われています。

アフリカでも黒い縞模様のものは産出しますが、天眼石に関してはチベット産のものを指すことが通常です。
天眼石は石英結晶の集合体で瑪瑙とも呼ばれています。

天眼石の最大の特徴である縞模様は結晶化していく過程の中で、珪酸成分を含有した水溶液が層状に沈殿していくことで出来上がったと考えられています。

この石が自然から産出される場合には必ずしも縞模様があるとは限りませんので、縞模様の有無で分類することは適切ではありません。

また特性上の問題として縞の間にはクラックが入りやすいので取扱いには十分に注意が必要です。

この石は白と黒の並行に存在している縞を利用して削りだしていくことで眼のような模様を生み出しています。
また縞模様の黒い部分は同じ瑪瑙の仲間であるオニキスと同一の成分で出来ているのです。

天眼石 の品質について

基本的にどの浄化方法でも大丈夫ですが、こまめにチャージすることをおすすめします。