茶水晶 の基本情報

茶水晶 の鉱物説明

スモーキークォーツは、イギリス・スコットランド地方のケアンゴーム山地から産出された水晶の一種です。
酸化鉱物で石英グループに分類され、モース硬度は７。
化学組成はＳｉＯ2で珪素の酸化物である二酸化ケイ素です。

水晶の中に含まれた微量のアルミニウムが天然の放射線を受けることで黄灰色や煙がかったような色に発色していると言われています。

ちなみに同じケアンゴーム山地から産出された水晶のうち褐色のものはケアンゴーム、光をほとんど通さない黒に近い色のものはモリオンと呼ばれています。
スモーキークォーツとケアンゴームは見分けがつかないことがありますが、天然のスモーキークォーツは光にかざして太陽を透かすと灰色がかったピンク色に見えます。和名は煙水晶といいます。

落ち着いた色合いから、よく念珠や宝飾品に加工されています。
しかしこのように宝飾品に加工される程の高品質なものは安価ではなく、ビーズなど価格の安いもののほとんどは、水晶に人工的に放射線を照射して色合いを濁らせたものです。

かつてヨーロッパで透明度の高いスモーキークォーツが流行した時代があり、その頃の古城にはスモーキークォーツで造ったシャンデリアなどを見ることができます。

茶水晶 の品質について

基本的にはクリスタルに準じ、強い自浄効果があるので、それほど頻繁な浄化は必要なかったりします。
大きなパワーを使って、なんとなく元気がなくなってきたときには、まずは流水で清めてみるとよいでしょう。水分を十分に拭き取ったあと、月の光にあてると、さらに効果が期待できると思います。
紫外線による退色のおそれがありますので、太陽光による浄化はあまりおすすめできません。